2010年07月30日

鎮魂歌

ああ、なんか嫌だなぁ。


爺になって、そっちに行ったら
またライヴして、とか
そういうの、

やだなぁ。


自分の前からひとりでもいなくなったら嫌だ、って
泣いてた


言った矢先に
真っ先にそばにいる人が居なくなった。


とか!
そりゃ無いんじゃないのか!?




残された人たちは

ファンがいる限り、
彼女たちを余計に悲しませないように
真っ先にその事実を受け止めて、噛み砕き
意地でも前を向かなければならない。
「大丈夫」だって言わなきゃならないの。


受けとめる間もない。
誰よりも、受け入れるまでに長い時間が必要なのにね。


ああ、残酷だ残酷だ
本当は誰よりも
悲しんで、悲しんで、悲しんで悲しんで悲しんだ末に
ようやく得られる受容なはずなのに


だから、前向きに送り出そうとしてるSoan、Hitomiやら
交流のあったバンドマンやら
みんな、痛々しい気がする、嫌だなあ

ファンに背中を見られてるから
夢中で立ち上がる
良いこと、なの、かも、しれないけど。



本当は、本当の気持ちは
そうじゃないんじゃないか
もっと別のところにあるんじゃないかなぁ



Zillばかじゃないの!
うそつき!
うそつき!
うそつき!


皆をいっぱい悲しませておいて

安らかに眠れだとか、冥福を祈るだとか!


どこにも言えなかった言葉を
無責任な私が代わりに言い続けてやろうか
皆の悲しみが昇華し
君を亡くした世界で
皆が変わらず生きていけるようになるまで
やかましくまくし立ててやろうか


Zillのばか!
Zillのばか!


Moran、観たいじゃないのー
もうさぁ、私、観たいバンドなんか、全然ないんだよー!



あー。文句も届きゃしない。








死の寸前に電話をとったSoan


経歴バンドメンバーのうち三人を短期間で失ったHitomi




命の重みとか

生々しい鎮魂歌なんか…
聴いても…





泣いてるHitomiは嫌
傍らに佇むSIZNAも嫌

ガラにもないことする間瀬もやだ。


彼らは、リアルというよりは夢の中に生かされる人達で
ステージの上は言わば2.5次元の世界だって


それなのに人の死は、その揺ぎ無く普遍の現実をもって
ファンタジーなんか簡単に打ち砕く
同世代の死はリアルで怖い。









謹んで哀悼の意を表します。


posted by malicue at 02:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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